
未経験OKみたいな求人はブラックそうで怪しいです。
悪い求人といい求人の見分け方を教えてください。
以上のような、求人の見分け方の質問に答えていきます。
✅この記事の内容
この記事の信頼性


私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。
当ブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。
この記事では、未経験から転職を成功させた私が、求人の見分け方を解説します。
この記事を読めば、怪しい求人に騙されるリスクを大幅に減らせます。
正しい知識で自分を守って、安全な第一歩をふみ出しましょう。
なぜ「未経験OK」の怪しい動画編集求人が存在するの?


まず、どうしてこんな怪しい求人がなくならないんでしょうか?
その背景にあるカラクリを知れば、相手の手口がもっとハッキリ見えてきます。
理由1:高い情報商材やスクールにさそい込むため
これが一番よくある悪いパターンです。
- 仕事をもらうにはこのスキルが絶対に必要
- うちで働くための研修だから
みたいに、あなたを不安な気持ちにさせ、高額な教材やスクールへの契約をせまってきます。
「仕事を紹介する」と言っていますが、あなたのことを「カモ」としてしか見てないです。
もちろん、すべてのスクールが悪質というわけではありません。
信頼できるスクールの選び方と、私的なランキングを以下の記事で解説しています。
理由2:法律的にグレーな動画の編集をさせるため
中には以下のようなグレーまたは違法な編集もあります。
- アニメや映画を切りぬいた動画
- アダルト系の動画
- あきらかに詐欺っぽい商品の広告
など、クリーンとは言えない動画の編集者を探しているケースです。
危ない仕事なので、ふつうの編集者はやりたがりません。
だから、何も知らない未経験者に、安い給料でやらせようというねらいです。



もしやってしまうと、犯罪に巻き込まれるので、気をつけましょう。
理由3:すごく安い給料で、大量の作業をさせるため
「まずは経験を積むために」
「研修のあいだはこの給料で」
といった言葉で、すごく安い給料であなたを働かせようとします。
しかし、実際はあなたのことを使いすてのコマとしか見ていません。
スキルアップにならない単純な作業を、ずっとやらされるだけになってしまいます。
理由4:あなたの個人情報を集めるため
仕事の採用をよそおって、あなたの名前、住所、電話番号などの個人情報を集めることだけが目的の者もいます。
そのリストがウラで売られて、ほかの会社から、しつこく連絡がくるようになることもあります。
気をつけましょう。
【未経験向け】怪しい動画編集求人・7つの見分け方


ここからがこの記事で一番大事な「怪しい求人の見分け方」です。
この7つのチェックリストを使って、危ない求人を見ぬきましょう。
1. もらえる給料が異常に高い
危ない例
「未経験から月収50万円を保証」
「誰でも最初の月から30万円」
ハッキリ言いますが、ありえません。
未経験者が動画編集の仕事を始めるなら、月に20万円前後からスタートするのがふつうです。
高すぎる給料は、そもそもウソである可能性がすごく高いです。
動画編集は専門スキルなので、楽して稼げる仕事ではありません。
2. 応募や契約の前にお金を払うように言われる
危ない例
「登録料」「研修費」「サポート代」「おすすめPC・ソフトの購入」
ちゃんとした会社が、これから働いてもらう人からお金を取ることは絶対にありません。
「スキルアップのために自分にお金をかけるのは大事だよ」
みたいに、言いくるめようとしてきても、キッパリと断ってください。



要するに、お金を要求してくる求人は100%怪しいので、応募しないでください。
3. 仕事の内容がはっきりしていない
危ない例
「簡単な動画のカット作業」「マニュアル通りの編集作業」
良い会社ほど、作る動画のジャンル(企業のYouTube、Web広告など)や、
具体的な仕事の範囲(カット、テロップ、BGM選びなど)をはっきりと書いています。
「誰が、何を、どうするのか」が具体的にイメージできない求人はやめておきましょう。
4.運営会社の情報がない、またはウソ
危ない例
「会社名や住所が書かれていない」
「会社名で検索しても公式サイトが出てこない」
「住所がレンタルオフィス」
会社の公式サイトをチェックするのは基本です。
どんな動画を作ってきたのか、どんな考えの会社なのかを自分の目で確かめましょう。
5.ポートフォリオがいらない
危ない例
「スキルは問いません」「ポートフォリオがなくても大丈夫」「やる気を重視します」
ポートフォリオは、あなたのスキルレベルを見せるたった一つの証明書です。
それを見ずに採用するということは、編集のレベルをまったく気にしていない証拠。
つまり、誰にでもできるすごくレベルの低い作業か、あなたを編集者としてではなく「お客さん」として見ている可能性が高いです。
そもそも、ポートフォリオを持っていない方は、以下の記事で担当者に響く作り方を解説しています。
6.SNSのDMだけで採用が決まってしまう
危ない例
TwitterやインスタのDMだけで連絡してきて、個人のLINEにさそってくる
今ではDMで仕事のスカウトがくること自体は珍しくありません。
でも、問題はその後です。
最初から最後までSNSの個人アカウントだけの場合は、すごく危ないと思ってください。
7. 「誰でも」「スマホだけで」「1日10分」のような甘い言葉
危ない例
努力やスキルを身につける必要がない、と思わせるような言葉がたくさん使われている。
プロの動画編集は、専門のソフトを使い、パソコンで地道な作業をくり返す専門の仕事です。
「楽して稼げる」というイメージを植えつけようとするのは、情報にくわしくない人をねらった手口です。
「努力はいらない」と言っている時点で、あなたをクリエイターとして成長させる気がないことの証明です。



では、安全な求人はどうやって見分ければいいの?
次で、ポイントを解説します。
安全な動画編集未経験求人の見つけ方と、怪しい求人の避け方


方法は大きく3つです。
方法1:クリエイター専門の転職エージェントに相談する
怪しい求人をさける一番確実な方法が、転職エージェントを使うことです。
とくに、広告やWeb業界に強いマスメディアンのような専門のエージェントは、
言ってみれば「安全な求人だけを集めてくれるフィルター」のような存在です。
未経験者の相談にも乗ってくれるので、最初の相談相手としてピッタリです。
方法2:大手の求人サイトで「会社名」をしっかり調べてから応募する
リクナビNEXTやdodaのような、審査が厳しい大手の求人サイトを使うのも良い方法です。
ただし、大手サイトだからと安心しないで、会社のサイトや評判を自分で調べるクセをつけましょう。
方法3:クラウドソーシングで「実績」のある人から仕事をもらう
クラウドソーシングサイトで、まずは小さな仕事から経験を積むのも定番の方法です。
ここで安全な仕事相手を見分けるポイントは次の通りです。
- 本人確認済みマークがあるか
- これまでの評価(星の数とコメント)が高いか
- プロジェクト完了率(仕事を最後までやり遂げた割合)が高いか
- たくさんの仕事を発注した経験があるか
個人で受ける案件に関しては、最初は給料が安くても、地道に良い評価を積み重ねることが、将来につながる一番の近道です。
正しい知識で、怪しい未経験求人から自分を守ろう


この記事では、動画編集の怪しい未経験求人の良し悪しの見分け方について解説しました。
まとめると
- 「うまい話」はまず疑い、冷静に判断する
- 仕事内容や条件が曖昧な求人は避ける
- 契約前にお金を要求されたら、その場で断る
- 信頼できる求人サイトやエージェントを活用する
怪しい求人の手口に注意すれば、騙されるリスクを回避できます。
大切なのは、あせらず、自分のスキルと今の価値を見て、着実にレベルアップしていくことです。
もし独学がむずかしいと感じていたら、スクールへの投資も考えてください。
スキルを習得する時間も短くなりますし、案件ポートをしてるスクールも多いので、効率よく稼ぐ力が身につきます。




また、独学者のためにPremiere Proの基本的な学習法を、詳しくまとめました。


この記事が、あなたの一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!