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動画案件契約前のチェックリスト|トラブルを防ぐヒアリング術

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初めて動画編集の案件を受注しました。
トラブルに巻き込まれず、スムーズに仕事を終えたいです。

以上のような、動画編集の案件獲得における不安や悩みに答えます。

この記事の信頼性

筆者の経歴プロフィール
・動画編集・マーケター歴6年以上
・副業→会社員→フリーランス
・継続案件で生活中

私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。

当ブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。

私は初案件の時、ヒアリング不足から「何度も作り直し」「追加費用をもらえないまま作業が増える」といった苦い経験をしました。

その後、契約前にやるべきことを調べ数年の経験を経てこの記事を書いています。

この記事では、実体験から導き出した「これだけは絶対に確認すべき」というポイントをお伝えします。

目次

トラブルの最大の原因は、クライアントと編集者間の「認識のズレ」にあります。

特に未経験者は、確認不足からクライアントとの認識がズレます。

具体的には、以下のようなトラブルがよく起こります。

  • 何度も修正依頼される
  • クライアントのイメージとの大きな違い
  • 想定外の追加作業
  • 報酬の未払い・減額
  • 突然の連絡途絶

これらを避けるためにも、「まあ、大丈夫だろう」という安易な考えは禁物です。

最初のヒアリングを徹底することが、結果的にあなたを守ることに繋がります。

契約前のヒアリングが最重要!その理由とは?

契約前のヒアリングは、単に作業内容を確認するだけの時間ではありません。

このヒアリングがプロジェクトの成功を左右するといっても過言ではないです。

ヒアリングの目的:認識のすり合わせ

ヒアリングは、クライアントとの「期待値のギャップ」を埋めることが目的です。

なぜなら、クライアントが「当たり前」と、あなたが「当たり前」が、全く違うケースがほとんどだからです。

このズレを放置したまま案件を進めると、後々のトラブルはほぼ確実に起こるでしょう。

つまり、ヒアリングは、トラブルを防ぐための「予防線」にります。

ヒアリングで得られるメリット

丁寧なヒアリングは、多くのメリットがあります。

メリット

  • 信頼関係の構築
    熱心に話を聞く姿勢は、クライアントに「この人は真剣に向き合ってくれる」という安心感を与えます。
  • スムーズな案件進行
    事前に作業範囲やゴールが明確になっているため、手戻りがなくなり、効率的に作業を進められます。
  • 質の高い成果物
    クライアントの真の目的を理解することで、期待を超えるクオリティの動画を納品できます
  • リピート案件への繋がり
    心理学の返報性の原理が働き、 「丁寧に対応してくれたのだから、次もこの人にお願いしよう」と思ってえます。

次で、ヒアリングのチェックリストを公開します。

それでは、具体的に何を確認すれば良いのか、私が実際に使っているチェックリストを公開します。

この通りにヒアリングを進めれば、確認漏れをなくすことができます。

なお、このヒアリングシートは記事の最後にスプレットシートを準備しています。

STEP1:案件概要・目的の確認

  • 動画の用途
    YouTube、SNS広告、企業VP、セミナー動画など、どこで使われる動画か?
  • ターゲット層
    誰に見てほしい動画か?(年齢、性別、興味関心など)
  • 最終的な目標
    この動画で何を達成したいか?(認知拡大、商品購入、問い合わせ増加など)
  • 参考動画の有無
    イメージに近い動画はあるか?(複数あれば、それぞれの「どこが」良いのか具体的に聞く)

STEP2:動画内容・構成の詳細

  • 動画の尺(完成時間)
    〇分〇秒を想定しているか?
  • 素材の提供
    動画素材や画像、ロゴなどはクライアント提供か?こちらで探す必要があるか?(有料素材を使う場合、費用負担はどちらか?)
  • 構成案の有無
    大まかな流れ(構成案)はあるか?なければこちらで作成するか?
  • テロップ
    全編に入れるか、ポイントのみか?フォントやデザインのイメージは?
  • BGM・SE(効果音)
    必要か?イメージ(明るい、感動的など)は?音源はクライアント提供か、こちらで用意するか?
  • ナレーション
    必要か?ナレーターの手配や原稿はどちらが用意するか?
  • 動画の雰囲気(トンマナ)
    全体的なトーン&マナーは?(例:明るくポップ、クールでスタイリッシュ、真面目で誠実など)

また、クライアント自信が定まっていない場合は、提案をすることも必要になってきます。

STEP3:納期・費用・修正・納品形式

  • 最終納期
    具体的な日付と時間(例:〇月〇日 17時まで)
  • 中間確認
    ラフカット(粗編集)の確認など、中間チェックは必要か?そのスケジュールは?
  • 報酬
    税込みか税抜きか?支払いサイト(月末締め翌月末払いなど)は?
  • 修正回数
    無料での修正は何回までか?(例:「ラフカット確認時1回、最終確認時1回」など具体的に)それ以降の追加修正は、1回あたりいくらの追加料金が発生するか?
  • 納品形式
    mp4、movなど、希望のファイル形式は?解像度(1920×1080など)は?

STEP4:その他確認事項

  • 連絡手段・頻度
    主な連絡ツールは?(Chatwork, Slack, メールなど)どのくらいの頻度で連絡を取り合うか?
  • 緊急時の対応
    緊急の連絡先と、対応可能な時間帯は?
  • 著作権・肖像権
    提供される素材の権利関係はクリアになっているか?
  • ポートフォリオへの掲載可否
    実績として自身のポートフォリオに掲載しても良いか?

(※そもそもポートフォリオを持っていないという方は、まずはこちらの記事からご覧ください。)

ポートフォリオを作る全手順

チェックリストをただ読み上げるだけでは不十分です。

クライアントに気持ちよく話してもらい、本音を引き出すためのコツも押さえておきましょう。

傾聴と共感を示す
相手の話を遮らず、最後まで真剣に聞きましょう。

あいずちや、相手の言葉を繰り返すことで、「しっかり聞いていますよ」という姿勢が伝わります。

クライアントの課題を自分のこととして捉えることで、信頼関係が格段に深まります。

質問は具体的に、オープンエンドで
「はい/いいえ」で終わる質問ではなく、「〇〇について、具体的にどのようなイメージをお持ちですか?」といった質問を心がけましょう。

これにより、クライアントの頭の中にある曖昧なイメージを言語化する手助けができます。

メモを取り、議事録を残す
ヒアリングの内容は必ずメモを取り、終了後に議事録としてまとめてクライアントと共有しましょう。

「言った・言わない」のトラブルを防ぐだけでなく、お互いが合意内容に責任を持つというコミットメントと一貫性の心理が働きます。

プロとしての提案も加える
ただ聞くだけではなく、「その目的であれば、冒頭にこのような演出を加えるとより視聴者の興味を引けますよ」といったプロ目線の提案をしてみましょう。

専門家としての意見は権威バイアスとして働き、クライアントに安心感を与え、あなたの価値を高めます。

【応用】価格交渉で使えるアンカリング効果
もし料金プランに幅がある場合、最初に少し高めの一般的な市場価格や松竹梅の「松」プランを提示し、その後に今回の条件に合った本命の「竹」プランを提示すると、お得に感じてもらいやすくなります。

これはアンカリング効果という心理テクニックです。

ヒアリング後の行動:信頼を確固たるものにするために

ヒアリングが終わった後も重要です。

迅速な行動で、クライアントの信頼を確固たるものにしましょう。

  • 議事録の送付と確認依頼
    ヒアリング後、できれば当日中に議事録を送り、内容に相違がないか確認してもらいます。
  • 提案書(見積書含む)の作成と提示
    ヒアリング内容に基づき、動画の構成案、スケジュール、正式な見積書をまとめた提案書を提出します。
  • 契約書の締結
    双方の合意が取れたら、必ず書面やクラウドで契約を交わしましょう。

詳細な提案書はクライアントの不安を取り除き、契約への後押しとなります。

ここまで読んで、「ヒアリングって、思ったより大変そう…」と感じたかもしれません。

しかし、このスキルが、あなたを「単なる作業者」から「信頼されるプロの動画編集者」へと引き上げてくれます。

稼ぐスキルを向上させるには?

何よりも実践です。最初は少額案件でも構いません。

積極的に案件に挑戦し、場数を踏むことでスキルは磨かれていきます。

もし独学がむずかしいと感じていたら、スクールへの投資も考えてください。

スキルを習得する時間も短くなりますし、案件ポートをしてるスクールも多いので、効率よく稼ぐ力が身につきます。

最後に大切なお知らせ

ヒアリングをきっちりして、信頼を勝ち取ろう

この記事では、動画編集案件のヒアリング術とチェックリストについて解説しました。

まとめると

  • トラブルの主な原因は「認識のズレ」
  • ヒアリングは、期待値のギャップを埋める最重要プロセス
  • チェックリストを活用し、確認漏れを防ぐ
  • ヒアリング後の迅速な行動で、信頼を勝ち取る

契約前の少しの手間が、トラブルからあなたを助けます。

このチェックリストとヒアリング術を使って、クライアントから信頼され、活躍できる動画編集者になりましょう!

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動画編集案件ヒアリングチェックリスト

ヒアリングシートの使い方

  • 上記のリンクをクリックします。
  • 左上のファイルをクリックし「コピーを作成」からコピーしてください。
  • クライアントとの打ち合わせの際に、このシートを画面共有しながら、あるいは手元で開きながらヒアリングを進めてください。
  • 「確認済」の列にチェックを入れ、「クライアントの回答 / メモ」の列に内容を記録していくことで、確認漏れと認識のズレを防ぐことができます。

なにか、質問がある場合はX(@yuki_lifewell)でDMを送ってきてください。

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この記事が、あなたの第一歩を力強く後押しできれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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