
動画の一部にモザイクをかけたいです。
わかりやすく解説してください。
以上のような、モザイクについての質問に答えていきます。
この記事の信頼性


独学からスタートして5年で、フリーランスになりました。
今は田舎で暮らしながら、動画編集のスキルや「稼ぐ方法」を発信しています。
モザイク処理は、動画編集において「必須」のスキルです。
- 一般の人
- ナンバープレート
- 個人情報
以上のプライバシーを守ることができます。
法人案件だと、プライバシー保護が最重要です。
この記事では、モザイクのかけ方に関するテクニックを画像付きで解説します。
※この記事は3分でご覧いただけます。
「モザイク」と「ぼかし」2つの違い


Premiere Proには、対象物を隠すエフェクトが主に2つあります。
- モザイク
- ブラー(ガウス)
どちらを使っても、やり方はほとんど同じです。
モザイク


- 特徴
四角いブロック状で隠します。いわゆる「テレビ的な」モザイク - 調整
ブロックの数(水平・垂直)で粗さを変えられる
ぼかし


- 特徴
対象を「ぼかし」て隠します。モザイクより自然な雰囲気 - 調整
ブラーの数値で「ぼけ具合」を変えられる
どちらを使ってもOKです。
クライアントの指定や、映像の雰囲気に合わせて選びましょう。



この記事では「モザイク」で解説しますが、「ブラー(ガウス)」でもやり方は全く同じです。
Premiere Proでモザイクをかける簡単な手順


まずは、動かないモノにモザイクをかける操作です。 (看板、人の顔など)
①エフェクトを適用する
- 「エフェクト」パネルの🔍で「モザイク」と検索
- 「ビデオエフェクト」→「スタイライズ」→「モザイク」
- 「モザイク」を対象の動画クリップにドラッグ&ドロップ


この時点では、画面全体にモザイクがかかってしまいます。
次のステップで範囲を指定します。
②範囲をきめる
- 「エフェクトコントロール」パネルを開く
- 「モザイク」の下にある、マスクのアイコンをクリック


プレビュー画面に、マスクの範囲(楕円形)が表示されます。
これで、モザイクがその範囲だけに適用されました。
③モザイクの調整する
「エフェクトコントロール」で、微調整をします。
- 粗さ
「水平ブロック」「垂直ブロック」の数値を小さくします。
(例:30~50)にすると、モザイクが粗くなります。 - 範囲
プレビュー画面のマスクの「点(ハンドル)」をドラッグします。
モザイクをかけたい範囲(顔など)にぴったり合わせます。 - ぼかし
「マスクの境界のぼかし」の数値を少し上げます。
(例:10~20)にすると、モザイクと背景の境界が自然に馴染みます。


モザイクを追従(トラッキング)させる方法


ここでは、動いている人の顔や、車にモザイクを自動で追わせます。
①基本の手順を完了させる
基本の手順で、モザイクをかけたい対象にマスクを作成します。
(エフェクト適用 → マスク作成 → 範囲調整)
②トラッキングを実行する
「エフェクトコントロール」>「モザイク」>「マスク(1)」>「マスクパス」という項目の横に、再生ボタンのような「▶︎」をクリック


Premiere Proが自動で解析を始めます。
対象物の動きに合わせて、マスクが自動で動いていきます。(解析中は「トラッキング中…」と表示されます)
③トラッキング完了を確認する
解析が終わったら、タイムラインを再生してみてください。
これで、動くものへのモザイク処理は完了です。
モザイク追従がズレる時の対処法


自動トラッキングは、万能ではありません。
絶対にズレるので、 対処法を覚えておきましょう
✅ズレを直す方法
- ズレ始めたフレーム(時間)に再生ヘッド(青い線)を合わせる
- 「エフェクトコントロール」の「マスクパス」の左にある「ストップウォッチ」をクリック
- そこから1フレームずつ(キーボードの「→」キー)進める
- ズレているマスクの位置や形を、手動でドラッグして直す
- 手動で直すと、自動で「キーフレーム(ひし形のマーク)」が打たれていく
知ってると差がつくモザイクテクニック


モザイクの基本操作に、便利なテクニックを2つ紹介します。
①動画全体にモザイクをかける


コンプライアンス上、全体を見せられない映像素材などで使います。
やり方は、エフェクト「モザイク」を適用するだけです。
マスクを作らなければ、自動的にエフェクトは画面全体に適用されます。
②調整レイヤーでモザイクを一括管理する
これは、プロがよく使う方法です。
- 複数のクリップにまたがってモザイクをかけられる。
- モザイクのON/OFFが、調整レイヤーの表示/非表示だけでかんたん。
- 元の動画クリップを汚さずに済む(非破壊編集)。
やり方もかんたんです。
- 「プロジェクトパネル」→「新規項目」→「調整レイヤー」を作成します。
- タイムラインのV2(動画クリップの上)に、調整レイヤーを配置します。
- 動画クリップではなく、この「調整レイヤー」に「モザイク」を適用します。
- あとは同じようにマスク作成&トラッキングを行います。
モザイクを覚えて、稼げる編集者になろう


この記事では、Premiere Proでのモザイクのかけた方を解説しました。
「モザイクがズレて一瞬顔が見えた」は重大なミスです。
丁寧に調整をして、信頼を積み重ねてください。
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