転職したいけど、僕はどの業界が合うんだろう？
以上のような質問に答えていきます。
この記事の信頼性
私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。
このブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。
私は、エンタメ系と広告の会社で経験を積んできました。
この記事では、さまざまなクライアントと仕事をし感じた業界ごとに求められるスキルについて、
客観的な意見も交えながら解説しています。
また、独学で苦労したからこそのスキルの身につけ方も少し触れていきます。
全業界共通の「動画編集の基礎スキル」
どんな業界でも使う、全ての土台となる必須スキルがあります。
✅動画編集の必須スキル
- カット編集・テロップ挿入
- BGM・効果音の調整
- 基本的な色調補正
- ノイズ除去などの音声編集
- 適切な形式での書き出し
以上のスキルは、転職する前にある程度できないと、20代でも転職は難しいです。
以下の記事で学習法を解説しています。
次で、業界別の必要なスキルを解説します
【業界別】仕事内容と求められるスキルを徹底比較
それでは、早速業界別に求められるスキルを見ていきましょう。
あなたの興味はどこにあるか、考えながら読み進めてみてください。
① メディア・エンターテイメント業界
テレビ、映画、音楽、SNSなど、人々の「楽しむ」時間を作る業界です。
トレンドの移り変わりが激しく、常に新しい表現が求められます。
✅具体的な仕事
- YouTube、TikTokなどSNS向けの動画編集。
- テレビ番組、CM、ドキュメンタリーの編集。
- 映画の予告編や本編、メイキング映像の編集。
- ミュージックビデオ（MV）の制作・編集。
- ゲームのプロモーション映像の編集。
普段、テレビやスマホで見ている動画を想像していただければわかると思います。
まさに、映像で魅せる編集が必要になってきます。
✅求められるスキル
- 視聴者を飽きさせないテンポの良いカット
- 最新のトレンドを取り入れる感度
- 目を引くサムネイル作成スキル（Photoshop/Canva）
などが重要です。
つまり、流行や最新に敏感な人にお勧めしたい業界です。
✅向いている人
- エンタメが心から好きな人
- 視聴者の反応をやりがいに感じられる人
- トレンドを追うのが得意な人
もし当てはまったなら、エンタメ業界がおすすめです。
② 広告・マーケティング業界
商品の購入やサービスの登録など、企業の「売上」に直結する動画を制作する業界です。
短い時間で視聴者の心を掴み、行動を促す力が求められます。
✅具体的な仕事
- 企業CM、Web広告動画、SNS広告動画の制作。
- Webサイトに掲載する企業紹介や商品紹介動画の制作。
- 動画コンテンツを用いたSEO対策や見込み獲得用の動画制作。
テレビCMやyoutubeでの商品紹介の動画、ショート動画など、「認知から購入」までを促す動画の作成をします。
私は広告業界に転職しましたが、動画編集のスキルだけでなく、マーケティングのスキルも身につきました。
マーケティングは正解がないので、クリエイティブに動画を企画する力も身につきます。
✅求められるスキル
- After Effectsのスキル
- マーケティングの基礎知識
- ターゲットに響くコピーライティング
- ブランドの世界観を理解し表現する力
After Effects（アニメーション）というソフトのスキルを求められることが多いです。
このスキルを身につけると、副業やフリーランスになったときに、高単価の案件を受けることができます。
✅向いている人
- デザインが好きな人
- ロジカル思考が得意な人
- ビジネスの成果に貢献したい人
- 心理学やデータ分析に興味がある人
以上に当てはまった方にはおすすめです。
③ 教育・研修業界
知識やスキルを「教える」「伝える」ことを目的とした動画を制作する業界です。
正確性と分かりやすさが何よりも重視されます。
✅具体的な仕事
- Eラーニングやオンライン学習プラットフォームの講座の編集。
- 企業向けの社内研修用動画や業務マニュアル動画の制作。
- 学校や大学のオンライン授業、オープンキャンパス用動画の制作。
どんな動画か想像がつきにくい方もいるかもしれません。
例えば、Udemyやスタディサプリなどの教育系プラットフォームの授業、レクチャー動画です。
動画を見る人の目的は、話を理解することなのでそれをサポートするような編集をします。
✅求められるスキル
- 情報を整理し、図やグラフなどを入れて理解を促す
- 長時間でも飽きないような構成
- カットやテロップなどの自然さ（気になったら動画に集中できない）
何を伝えるかを理解して、それを動画で表現できる人をこのぎょう異界は求めています。
✅向いている人
- 教えるのが好きな人
- 情報を整理・要約するのが得意な人
- 丁寧で正確な作業が苦にならない人
クリエイティブ能力というよりかは、正確で丁寧な性格の方におすすめです。
④ 企業・法人（インハウス）
特定の企業に所属し、その会社の専属編集者として活動するスタイルです。
業界は不動産、製造、医療、観光など多岐にわたります。
✅具体的な仕事
- 自社のSNSやWebサイトで発信するプロモーション動画や採用動画の制作。
- 不動産業界なら物件紹介動画やバーチャル内覧動画。
- 製造業なら製品デモンストレーション動画。
- 医療機関なら病院紹介や医療情報動画。
今までの業界では、主にクライアントの動画制作が多いです。
しかし、インハウスは自社のPRや製品のマーケティング、またはyoutube運営などを行います。
自社のことを動画で発信するので、一つの商品から動画を複数作成するスキルが手に入れれます。
このスキルは、将来独立した際に、自分の商品を売るときに非常に役立ちます。
✅求められるスキル
- 業界や自社製品・サービスを深く理解する能力
- 他部署とのコミュニケーション能力（調整力）
- アイディアを出す能力
自社内で完結するため、他部署との調整を上手く行わないとトラブルが発生します。
また、どういう動画を作成するかを考える能力、うまくアイディアを企画に落とし込む能力、0→1の力が身につきます。
✅この記事の内容
- 特定の業界や企業に深く関わりたい人
- 安定した環境で働きたい人
- 企画段階から動画制作に携わりたい人
安定している環境で、企画から制作まで関われるので、動画集中できる環境です。
ただ、そこに何年もいればその会社のやり方しか学べないので、ある程度スキルをつけたらハイクラス転職などもおすすめめです。
⑤ スポーツ業界 / ⑥ 出版業界 など（その他専門分野）
特定の趣味や専門知識を活かせるニッチな分野も存在します。
✅スポーツ業界の具体的内容
- 試合のハイライト映像
- 選手のドキュメンタリー
- ファン向けコンテンツの制作
✅出版業界の具体的内容
- 書籍のプロモーション動画
- 著者インタビュー
- 記事コンテンツの動画化
スポーツ・出版業界で求められるスキルをまとめます
✅求められるスキル
- その分野への深い愛情と知識
- スポーツなら、ファンが求めているものを考える力
- 書籍なら、本の内容を理解し３０秒〜1分で魅力を伝える力
スポーツの場合は、あなたが、チームを大好きなことが一番大切なスキルになります。
書籍の場合は、短くどんな内容で読めばどうなるのかを動画で伝える力が必要になります。
✅向いている人
- 「好き」を仕事にしたい人
- 特定の分野で誰にも負けない知識や情熱を持っている人。
本気で、この業界やチームが好きならおすすめします。
転職エージェントに聞く
ここまで業界別に、求められるスキルを解説しました。
私はフリーランスになって数年経つので、各業界で求められるスキルの知識が、古い可能性もあります。（本質は変わらないのでほとんどあってると思いますが。）
なので、転職エージェントなどに相談して、方向性を決めるのが一番おすすめです。
動画編集に強い転職エージェントをまとめました。
あなたがどこに向いてるか見ていきましょう。
結局どの業界がおすすめ？目的別キャリアプランニング
これだけ選択肢があると、迷うので目的別に最適な業界を提案します。
未経験から実績作りを求めるなら「メディア・エンタメ業界」
この業界で学べる「飽きさせない構成」や「テンポの良い編集」は、動画制作の基礎となるスキルです。
ここで土台を固めれば、将来的に広告やビジネス系など、他の業界へステップアップする際にも必ず役立ちます。
社会人経験があるなら「広告・マーケティング業界」
「動画編集スキル × あなたのビジネス経験」で、市場価値を高められるのがこの業界です。
例えば、営業経験があるなら「売れる見せ方」が、企画職の経験があるなら「刺さる構成」が分かります。
あなたの経験は、他の編集者にはない強力な「武器」になります。
私自身、広告業異界の営業として働き、その後同じ業界の動画編集者として転職しました。
営業と動画編集のスキルを掛け合わせたことで、フリーランスになってから自分の価値を最大限に伝えられ、かなり高い単価でも契約できるようになりました。
安定した環境と専門性を両立するなら「インハウス・教育業界」
「転職するなら安定した環境がいい…」という方には、この選択がベストです。
企業のインハウス編集者なら、福利厚生が整った環境で、腰を据えて一つのブランドやサービスに向き合えます。
安定した収入基盤の上で、安心してスキルアップに集中できます。
一つの商品を多角的に動画で表現することができ、どんな商材でも応用が効く、本質的なコンテンツマーケティングの力が手に入ります。
進むべき業界が分かったところで、転職までの学習法を見ていきます。
どんな業界でも通用するスキルを効率的に学ぶには？
進みたい業界が明確になれば、あとは学習して転職をするだけです。
ただ、独学は費用を抑えられますが、大量の情報の中から自分に必要なものだけを探すのはとても大変です。
私は独学でしたが、結果的に時間がかかると判断したので、転職して現場で学びました。
もし、すぐにキャリアチェンジをしたいと考えるなら、スクールに通うのも一つの手です。
特に、転職サポートが手厚いスクールだと、スクールへの初期投資も、転職で回収できるのでおすすめ。
あなたに合った業界で、プロの動画編集者を目指そう！
今回は、動画編集の業界を7つに分けて、その仕事内容や求められるスキルを詳しく解説しました。
まとめると
- どの業界でも基本的な知識は必要
- 未経験から実力をつけるなら「メディア・エンタメ業界」
- 社会人経験が数年あり、それを活かすなら「広告・マーケティング業界」
- 安定して、スキルを磨くことに集中するな「インハウスの動画編集者」
いま、動画編集業界は人手不足で、需要は今後も増える予想です。
どの業界が合っているかはエージェントか、スクールの無料相談を使えばプロに聞けます。
無料の方法を使って、コスパ良く転職を成功させましょう。
この記事が、あなたの役に立てば幸いです。
読んでいただきありがとうございました！
