
Premiere Proの一部の再生速度を変えたいです。
変更方法や、コツについて教えてください。
以上のような、Premiere Proで再生速度を変えたいあなたの疑問に答えます。
この記事の信頼性


私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。
当ブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。
この記事では、Premiere Proで再生速度を変更する3つの主要な方法が分かります。
スローモーションや早送りで、メリハリのある動画に変わります。
それぞれの方法のメリット・デメリットも解説するので、シーンに合わせた使い分けをしていきましょう。
Prmeiere Proで再生速度変更をする3つの方法


ここでは、速度変更の方法を3つ紹介します。
方法は主に以下の3つ。
- 速度・デュレーション
クリップ全体の速度を均一に変更する最も簡単な方法 - レート調整ツール
感覚的にクリップの長さを変えて速度を調整する方法 - タイムリマップ
クリップ内で速度に緩急をつけるプロっぽい表現ができる方法



まずは一番簡単な「速度・デュレーション」からみていきましょう。
① Prmeiere Proの再生速度変更:「速度・デュレーション」
クリップ全体の速度を「2倍速」「0.5倍速」のように、均一に変更したい場合に最適なのがこの方法です。
操作がシンプルなので、初心者の方はまずこれから覚えましょう。
✅手順
- タイムラインに配置した動画クリップの上で右クリックします。
- 表示されたメニューから「速度・デュレーション」を選択します。
- 「クリップ速度・デュレーション」というパネルが開きます。「速度」の数値を変更しましょう。
- 100%が元の速度(基準)
- 200%にすると2倍速(早送り)
- 50%にすると0.5倍速(スローモーション)


- 反転速度
チェックを入れると、動画が逆再生されます。 - オーディオのピッチを維持
速度を変えるとふつう声が変わりますが、元の声の高さ保ったまま速度だけを変更できます。 - リップル編集
反転速度を適用するとクリップの尺が変わることがありますが、この項目にチェックを入れると、後続のクリップが自動的に詰めてくれるので、間に隙間ができません。
② Prmeiere Proの再生速度変更:「レート調整ツール」
前後のクリップの長さに合わせながら、マウスで感覚的に速度を変えたい場合に便利なツールです。
✅手順
- ツールパネルにある「リップルツール(横向きの矢印がついたアイコン)」を長押し
- メニューから「レート調整ツール」を選択します。(ショートカットキーは「R」)
- タイムライン上のクリップの端にカーソルを合わせ、左右にドラッグします。
- クリップを短くする → 早送り
- クリップを長くする → スローモーション
③ Prmeiere Proの再生速度変更:「タイムリマップ」
「通常速で歩いてきて、決めポーズの瞬間だけスローモーションになり、また通常速で歩き去る」
こんな風に、1つのクリップの中で速度を滑らかに変化させたい時に使う、プロ向けの高度な機能です。
✅手順
- タイムライン上のクリップの上で右クリック
- メニューから「クリップキーフレームを表示」→「タイムリマップ」→「速度」を選択 (ここに右クリックメニューでタイムリマップを選択するスクリーンショット画像を挿入)
- クリップの中央に線が表示され、これを上下にドラッグすると、クリップ全体の速度が変わります。
- 上に上げる → 早送り下に下げる → スローモーション
- 速度を変えたいポイントで、「Ctrlキー(MacはCommandキー)」を押しながらゴムバンドをクリックし、「キーフレーム」というひし形の点が追加される
- キーフレームとキーフレームの間でゴムバンドを上下させると、その区間だけの速度が変わります。 (ここにキーフレームを追加し、区間ごとに速度を変えているgif画像/スクリーンショットを挿入)
- さらに、キーフレームのマークを左右にドラッグして分割すると、速度が切り替わるタイミングを滑らかにできます(イーズイン・イーズアウト)。


Premiere Pro速度変更:合わせて知っておきたいTIPS


知っておくと、動画のクオリティがさらにアップする豆知識を3つ紹介します。
TIPS①:ショートカットキーで効率化
ショートカットキーを覚えて、作業時間を短縮しましょう。
- レート調整ツールに切り替え:「R」
- 選択ツールに戻す:「V」
この2つを覚えるだけでも、編集効率がぐっと上がります。
TIPS②:「フレームサンプリング」と「オプティカルフロー」の違い
スローモーションにした時、映像がカクカクして見えることはありませんか?
そんな時は「時間補間」の設定を見直しましょう。
クリップを右クリック → 「補間」から設定できます。
- フレームサンプリング(初期設定)
単純にフレームを間引くだけなので、カクつきやすい。 - オプティカルフロー
AIが前後の映像を解析して、中間のフレームを自動で生成してくれます。
これにより、非常に滑らかなスローモーション映像を作ることができます。
処理は重くなりますが、滑らかなスロー映像を作りたい時は、ぜひ「オプティカルフロー」を試してみてください。
Premiere Proの速度変更を使いこなして、表現の幅を広げよう


この記事では、Premiere Proで動画の再生速度を変更する3つの方法を解説しました。
まとめると
方法 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
速度・デュレーション | クリップ全体を均一な速度に変更 | 初心者、手早く調整したい人 |
レート調整ツール | ドラッグで直感的に長さを調整 | 前後のクリップとの尺を合わせたい人 |
タイムリマップ | 1クリップ内で速度に緩急をつける | こだわりの映像を作りたい中〜上級者 |
まずは簡単な「速度・デュレーション」から試してみて、慣れてきたら「タイムリマップ」にも挑戦してみてください。
もし今、独学がむずかしいと感じていたら、スクールへの投資も考えてください。
スキルを習得する時間も短くなりますし、案件ポートをしてるスクールも多いので、効率よく稼ぐ力が身につきます。


また、独学者のためにPremiere Proの基本的な学習法を、詳しくまとめた記事もあります。


この記事が、あなたの一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!