
Premiere Proでの図形の挿入と編集方法を教えてください。
以上のような、要望に答えていきます。
この記事の信頼性


私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。
当ブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。
この記事を読めば、動画編集の初心者でも3分で図形についてわかるので参考にしてください。
いっしょに手を動かしながら、マスターしていきましょう
なぜ動画編集に「図形」の知識が重要なのか?


[画像:図形がおしゃれに配置された動画のスクリーンショット]
図形をを使うと、視聴者にとって分かりやすい動画になります。
- テロップの読みやすさ
テロップの下に「座布団」という背景を敷くだけで、文字が読みやすくなります。 - 視聴者の視線誘導
注目してほしい部分を、矢印や枠で囲むことで、的確に情報を届けられます。 - デザイン性の向上
かんたんな図形アニメーションを加えるだけで、動画全体が一気にプロの印象になります。
多くのYouTuberや編集者が、これらのテクニックを必ず使っています。
簡単にできるので、一緒に手を動かしながら読み進めてください。
※この先の操作にはAdobe Premiere Proが必要です。
まだ持っていない方は、公式サイトから7日間の無料体験が可能です。
まずは体験版で操作に慣れてから、本格的に導入を検討するのがおすすめ。
Premiere Proで図形を挿入する簡単な方法


それでは、実際にPremiere Proで図形を作成していきましょう。
今回は、最も基本的な「エッセンシャルグラフィックスパネル」を使った方法を解説します。
手順1:長方形ツールを選択する


まず、タイムラインパネルの左側にある「長方形ツール」を選びましょう。
すると、プレビュー上でマウスポインタが「+」の形に変わります。
手順2:プログラムモニター上で図形を描く


次に、プログラムモニター(映像が表示される画面)の上で操作します。
図形を作成したい場所で、マウスをドラッグしてください。
ドラッグした範囲に、長方形の図形が描かれます。
これで、図形の挿入は完了です。
次はこの図形を、自分好みに編集していく方法を解説しますね。
Premiere Proで作成した図形を編集する方法


作成した図形は、画面右側の「プロパティパネル」で自由にカスタマイズできます。
ここでは、最低限覚えておくべき3つの編集項目を解説します。
① 整列と変形(位置・大きさ・回転)


「整列と変形」セクションでは、図形の位置や大きさを調整できます。
図形をきれいに並べたり、形を変えたりする機能が集まっています。
✅整列
選んだ図形を、左端や中央、上端などにそろえることができます。
この部分は、複数の図形やテキストを整頓したいときに使います。
Shiftキーを押しながら複数の図形を選ぶと、アイコンが押せるようになります。
✅変形(形や場所を変える機能)
- 位置
X(横)、Y(縦)の数値を変更すると、図形が移動します。 - アンカーポイント
図形の中心点を変更します。回転や拡大・縮小するときの基準点です。 - スケール
図形の大きさを変更できます。
「縦横比を固定」のチェックを外すと、縦横の比率を自由に変更可能です。 - 回転
図形を時計回りや反時計回りに回転させます。 - 不透明度
図形の透明度を調整できます。数値を下げると透けるので、背景が見えるようになります。
こちらは、ひとつひとつの図形を調整する機能です。
数値を直接入力したり、左右にドラッグして感覚的に変えることもできます。
② アピアランス(塗り・ストローク・シャドウ)


「アピアランス」セクションでは、図形の見た目を変更できます。
- 塗り
図形の色を変更できます。カラーピッカーでお好みの色を選びましょう。 - ストローク
図形の境界線(枠線)を追加できます。線の太さや色も自由に変更可能です。 - シャドウ
図形に影をつけて、立体感を出すことができます。
テロップの座布団を作る際は、「塗り」の色を変えるだけでOKです。
図形で動画のクオリティを上げる3つのアイデア


基本操作を覚えたら、次は実践です。
図形を使うだけで、あなたの動画がどれだけ見やすくなるか試してみましょう。
①テロップの「座布団(ざぶとん)」を作る


最も基本的で効果的な使い方が、テロップの背景です。 これは、通称「座布団」と呼ばれています。
✅【作り方】
- テキストの下に長方形シェイプを配置する。
- 「プロパティパネル」で長方形の「塗り」を少し暗めの色に設定する。
- おなじく「アピアランス」で「不透明度」を50%〜70%程度に下げる。
これだけで、背景映像がどんなに複雑でも、テロップが読みやすくなります。
②注目させたい部分を「枠」で囲む


視聴者に注目してほしい箇所を、枠線で囲んでみましょう。
✅【作り方】
- 長方形シェイプを作成する。
- 「アピアランス」の「塗り」のチェックを外して透明にする。
- 「ストローク」にチェックを入れ、色を選び、太さを10〜20程度にする。
- 「変形」で、強調したい部分に大きさと位置を合わせる。
動きを加えたい場合は、「エフェクトコントロールパネル」を使います。
位置やスケールにキーフレームを打つことで、かんたんなアニメーションも作成可能です。
③簡単な図形アニメーションでオープニングを作る
複数のシェイプを組み合わせ、キーフレームで動きをつけます。
それだけで、かんたんなオープニングアニメーションが作成できます。
図形のアニメーションは、少し応用的なのでudemyやスクールでしっかり学ぶのがおすすめです。
もし本格的に稼ぎたいなら、スクールで学ぶのが一番ですよ。
受講料はかかりますが、スキルという一生モノの資産への投資だと思えば、決して高くはありません。
よくある質問(Q&A)
Q. 作成した図形をテンプレートとして保存できますか?
はい、可能です。タイムラインのグラフィッククリップを右クリックします。
「モーショングラフィックステンプレートとして書き出し」を選ぶと保存できます。
テンプレートとして保存すれば、他のプロジェクトでも再利用できて便利です。
Q. Premiere Proだけでアニメーションを作るのは限界がありますか?
はい、限界はあります。
Premiere Proでも基本的なアニメーションは可能です。
しかし、より複雑なモーショングラフィックスは、After Effectsとの連携が一般的です。
Adobe Creative Cloudプランなら、どちらのソフトも利用できます。
また、After Effectsの独学方法は以下の記事で解説しました。



他に質問がある場合は、XのDMにて対応しています。
》yukiのXアカウント
図形の基本をマスターして、動画編集をレベルアップさせよう!


今回は、Premiere Proで図形を挿入・編集する基本操作について解説しました。
まとめると
- 図形の挿入はツールバーから行う
- プロパティパネルの「変形」で大きさや位置を、「アピアランス」で色や枠線を編集する。
- テロップの座布団や枠線などを学んでスキルをあげる
まずはこの記事で紹介した基本操作をマスターしてください。
図形などの小さな配慮が、見やすい動画に繋がります。
当ブログは、具体的なノウハウから、独学の方法論などの記事も書いています。
独学で動画編集を学びたい方


もし独学がむずかしいと感じていたら、スクールへの投資も考えてください。
スキルを習得する時間も短くなりますし、案件ポートをしてるスクールも多いので、効率よく稼ぐ力が身につきます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

