
After Effectsを独学で始めたいです。
勉強の手順を教えてください。
このような、After Effectsの学習に関するお悩みにお答えします。
この記事の信頼性


私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。
当ブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。
この記事では、実際に独学でAfter Effectsを学んだ私が、学習の全手順をお伝えします。
また、勉強法をリサーチし直し、After Effectsをマスターする最短ルートを教えます。
After Effectsにできること


まずはAfter Effectsを学ぶと「何ができるのか」を知っていきましょう。
After Effectsは、
- アニメーション
企業のロゴや、キャラクターを生きているかのように動かせます。 - モーショングラフィックス
文字や図形がリズミカルに動く、おしゃれでスタイリッシュな映像です。 - VFX(視覚効果)
映画で見るような、現実にはない映像を作り出せます。例えば、手からビームを出したり、空にUFOを飛ばしたりすることも可能です。
YouTubeのオープニング動画制作や企業の広告動画など、高単価な案件を受注できます。



それでは、具体的な学習ステップを見ていきましょう。
After Effects独学ロードマップ5ステップ


ここからは、私が実際に行った独学5ステップを解説します。
✅After Effectsの5ステップ
それでは、一つずつ見ていきましょう。
①学習環境を整える
まずは、After Effectsを動かすための道具を揃えていきます。
- After Effectsが動くPC
- Adobe Creative Cloud
After Effectsが快適に動くPCを用意する
After Effectsはプロ向けなので、ある程度のスペックが必要です。
スペックが低いと、動きがカクカクしたり、固まったりして、勉強どころではありません。
Windowdsの場合の必要スペック
✅最低限必要なスペック(動作はする)
- OS: Windows 10 (64-bit) V22H2 以降
- CPU: Intel または AMD クアッドコアプロセッサー
- メモリ (RAM): 16 GB
- GPU (グラフィックボード): 2 GB の VRAM
- ストレージ: 15 GB の空き容量(インストール用)
✅快適な動作のための推奨スペック
- OS: Windows 10 / 11 (64-bit)
- CPU: 8コア以上の Intel または AMD プロセッサー (例: Core i7 / i9, Ryzen 7 / 9)
- メモリ (RAM): 32 GB 以上(64 GBあると、さらに快適です)
- GPU (グラフィックボード): 8 GB 以上の VRAM を搭載した NVIDIA 製グラフィックボード
- ストレージ:1TB 以上の SSD または HDD
Macの場合の必要スペック
✅最低限必要なスペック
- OS: macOS Monterey (バージョン 12.0) 以降
- CPU: Intel、またはApple Silicon (M1/M2など) のクアッドコアプロセッサー
- メモリ (RAM): 16 GB
- GPU (グラフィックボード):
- Apple Silicon: 16GBのユニファイドメモリ
- Intel Mac: 2GBのVRAMを搭載したAMD製GPU
- ストレージ: 15 GB の空き容量(インストール用)
✅快適な動作のための推奨スペック
- OS: macOS Monterey (バージョン 12.0) 以降
- CPU: 8コア以上のApple Silicon (M1 Pro/Max/Ultra, M2 Pro/Max/Ultraなど) または Intel プロセッサー
- メモリ (RAM): 32 GB 以上
- GPU (グラフィックボード):
- Apple Silicon: 32GB以上のユニファイドメモリ
- Intel Mac: 4GB以上のVRAMを搭載したAMD製GPU
- ストレージ:1TB以上
「PC選びで失敗したくない…」という方は、以下の記事でおすすめのPCをまとめているので、参考にしてください。
Adobe Creative Cloudを契約する
After Effectsは「Adobe Creative Cloud」というサービスを契約することで使えるようになります。
プランは大きく分けて2つあります。
プラン名 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
After Effects単体プラン | After Effectsだけを使える一番安いプラン | とにかくAfter Effectsだけを触ってみたい人 |
コンプリートプラン | After Effectsを含むAdobeの全ソフトが使えるプラン | 本気で動画編集を仕事にしたい人 |
結論から言うと、「コンプリートプラン」一択です。
なぜなら、Premiere Proも一緒に使うからです。。
学生や教職員の方は「学割」を使えば、安く利用できます。
社会人の方も、定期的に開催されるセールを狙うのがおすすめです。
以下の記事で、安く買える人の条件を詳しく解説しています。
②基本操作を覚える
道具が揃ったら、いよいよ基本操作を覚えていきましょう。
最初に覚えるべき操作はは3つです。
- コンポジション
映像を作るための「まっさらな画用紙」のようなもの。 - レイヤー
コンポジションの上に重ねていく「透明なシート」。素材(動画、画像、文字など)はすべてこのシートに乗せます。 - キーフレーム
動きを記録する「しるし」。『1秒後にこの場所に移動して』といった指示を出すために使います。
これらの概念と、画面の基本的な使い方を学ぶ方法は、無料と有料のものがあります。
✅無料の学習方法
- Adobe公式チュートリアル
公式が一番正確で親切です。まずはここから始めましょう。 - YouTube
「After Effects 使い方 初心者」などで検索すると、質の高い解説動画がたくさん見つかります。
③チュートリアルを完全コピー
基本操作をなんとなく理解したら、次はひたすらコピーをします。
上手い人のやり方を徹底的に真似することが、上達への一番の近道です。
YouTubeで
「After Effects tutorial motion graphics」
「アフターエフェクト チュートリアル テキストアニメーション」
と検索してみましょう。
一時停止と再生を繰り返しながら、動画とまったく同じものを作ってみてください。
④オリジナル要素を追加する
チュートリアルをいくつかコピーできるようになったら、次のステップに進みます。
それは、コピーした作品に「アレンジ」を加えること。
- 文字の色や背景色を変えてみる
- 動きのスピードやタイミングを調整してみる
- エフェクトを一つ足してみる
など、ほんの少しでOKです。
このステップが、エフェクトを身につけるのに重要になります。
⑤オリジナル作品を制作する【ポートフォリオの作成】
これまで学んだスキルを総動員して、ゼロからオリジナルの作品を作ってみましょう。
「何を作ればいいか分からない…」という人は、以下のようなテーマから考えてください。
- 30秒程度の自己紹介動画
- 好きな音楽に合わせたリリックビデオ(歌詞動画)
- よく使うアプリの紹介モーショングラフィックス
とにかく手を動かして、いくつか作品を作っていく中で上達していきます。



次ではよくある質問に答えていきます。
After Effectsの独学は無理?
独学は、挫折と時間がかかるリスクがあります。
「どうしても一人だと不安…」
「できるだけ早くプロのレベルになりたい」
という方には、スクールという選択肢がおすすめです。
独学とスクールのメリット・デメリットをまとめました。
独学 | スクール | |
---|---|---|
メリット | ・費用が安い ・自分のペースで進められる | ・プロの講師に直接質問できる ・カリキュラムが効率的 ・案件や転職サポートがある |
デメリット | ・挫折しやすい ・間違いに気づきにくい ・時間がかかる | ・費用が高い |
最短でスキルを身につけたい人や、案件や転職のサポートを受けたい人には、スクールがおすすめです。
- 無料の独学
- 有料教材での独学
- スクール
自分に合った投資の仕方を選びましょう。
After Effects独学のよくある質問
独学には挫折がつきものなので、挫折の対策を紹介していきます。
Q. 専門用語が多すぎて覚えられません。
最初から全部覚える必要はありません。
よく使うものから自然に覚えていきます。 生成aiやGoogleを活用すればokです。
Q. エラーが出て先に進めません。
エラーメッセージをそのままコピーして、Googleで検索する癖をつけましょう。
あなたが遭遇したエラーは、過去に世界の誰かも経験しています。
9割以上の問題は、検索すればネット上に解決策が見つかります。
Q. モチベーションが続きません。
一人で抱え込まないことが一番です。
X(旧Twitter)などで「#Ae勉強中」といったハッシュタグで検索して、学習仲間を見つけましょう。
また、「今日はレイヤーの使い方を覚える」のように、目標を小さく分解するのも効果的です。
After Effectsを身につけて、高単価人材になろう


この記事では、After Effectsを独学でマスターするための具体的なロードマップを解説しました。
おさらいすると
- 学習環境を整える
- 基本操作を覚える
- チュートリアルを完全コピー
- オリジナル要素を追加する
- オリジナル作品を制作する
まずはSTEP1の「Adobe CCを契約する」ことから始めて、After Effectsの画面を開いてみましょう!
この記事が、あなたの一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!