
これから動画編集を始めます。
動画編集はどのくらい稼げますか?
以上のような、動画編集者の収入に関する質問に答えていきます。
✅この記事の内容
- 動画編集のリアルな平均収入
- 動画編集で収入を得る具体的な方法
- 初心者が陥りがちな注意点
- 未経験から収入を伸ばすためのコツ
この記事の信頼性


私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。
このブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。
本記事では、ごく普通の人が動画編集で収入を得るための具体的な方法を解説しました。
動画編集ってどれくらい稼げるの?と言う人向けに、最新のデータをまとめたので、ぜひ参考にしていただければと思います。
※5分ほどで読めますので、最後までご覧ください。
動画編集者のリアルな平均収入は?


動画編集の働き方は大きく2つ
- 正社員
- 案件を受注する(副業、フリーランス)
この二つに分けて解説します。
動画編集者正社員の平均年収は453万円
求人ボックス給料ナビから発表された、動画編集の正社員の平均年収は以下のとおりです。


このように、300万〜500万円くらいが一般的な動画編集の年収といえます。
ちなみに、動画市場は今後伸びていくので、スキルを持っていれば年収は上がると予想できます。


2024年の動画広告市場は昨年対比115.9%成長の7,249億円、 2028年には1兆1,471億円に達すると予測。
縦型動画広告は2024年、昨年対比170.9%成長の900億円に、2028年には2,088億円に達する見込み。
案件の受注(副業、フリーランス)
フリーランスの平均年収についてのデータはありませんでした。
動画編集の案件一本に対しての単価が、3000~20000円程です。
アニメーションディレクター、SNS運用、マーケティングなどのスキルがあると一気に跳ね上がります。


つまり、動画編集+スキルを身につけている場合は、フリーランスに挑戦する価値があります。



次に、動画編集で稼ぐ方法を解説します。
動画編集で収入を稼ぐ方法4選


動画編集で収入を得る基本は「制作案件を受注する」ことです。
主な方法
①クラウドソーシングサイト
②SNS・知人からの直接受注
③転職して正社員として働く
①クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトは、サイトに掲載されている案件を受注して報酬が支払われるという仕組みです。
代表的なサイトは クラウドワークス、ランサーズなどです。
特徴
- 実績を積みやすい
- 単価は低めになりがち
- 未経験者向けの案件が多い
未経験で案件を受注するなら、実績を積むと言う目的で受注したほうがいいです。
「稼ぐ」と言う事は、最初からまず無理だと思ってください。
とにかく実績を積みたい人にはおすすめです。
②SNS・知人からの直接受注
SNS、知人は直接受注して収入を得るという方法です。
特徴
- 自分で営業する必要がある
- 仲介手数料がかからない
- 信頼関係を築きやすい
特に、知人からの受注は最初の実績づくりで一番ハードルが低いです。
- 結婚式のムービー
- SNS投稿の動画作成
など、知人に動画編集をしていると言っておくと、以上ような時に頼まれやすくなります。
また、練習として作った動画を各種SNSに上げておいて受注することもあります。
自ら営業が必要ですが、手数料がかからないのでおすすめです。
番外編:転職して正社員として働く
ポートフォリオと、案件を3〜5つこなしたら転職することをおすすめします。
私自身、独学から始めて案件を数件こなし転職しました。
本業として働くことで、スキルアップはもちろん、to B(会社相手)の経験が積めるのでフリーランスになった時に高単価で案件を受注できます。
また、昇進してディレクターやマーケティングの知識をつければ、ハイクラス転職も可能なので、将来稼ぐためのステップとしてかなりいいです。



次は、稼ぐのに必要なスキルを解説します
注意:ただ動画編集の勉強をするだけでは稼げない


ここからは、初心者が失敗しがちなポイントを解説します。
営業、交渉力が必要
スキルさえ身につけば、稼げるわけではありません。
理由は単純で、あなたのことを誰も知らないからです。
学んだスキルを元に、「ポートフォリオ」を作成し、「営業」と「交渉」が不可欠です。
私自身、最初の5つの案件はかなり低い値段での継続案件でした。
そのまま何もしなければ、フリーランスになっても稼ぐことはできなかったと思います。
私が単価を上げるためにしたことは以下のとおり
・SNSの定期的な発信
・実績とポートフォリオを積み上げていく
・転職してスキルを身につける。
短期間で身につけたスキルで戦い続けるのは無理です。
実績を積み上げて、営業と交渉をしないと稼げるようにはなりません。
クライアントに価値を提供して収入に繋がる
クライアントが動画を通して、何を達成したいのかが一番大切です。
- 商品をもっと売りたい
- 多くの人の認知を獲得したい
- 求人応募者を増やしたい
- 結婚式などのイベントを盛り上げたい
このようなゴールを達成するためのツールが動画です。
ゴール達成することが、クライアントへの信頼につながり、次からの単価が上がったり、継続案件につながります。
多くの初心者は、覚えたてのテクニックを使ったり、かっこいい動画を作ることが目的になってしまいます。
ただ、どんな技術を使っても、クライアントのゴールを達成できなければ、それは単なる自己満足です。



クライアントのゴールを達成するために、自分のスキルをどう使うか?という視点を大事にしましょう。
未経験から動画編集で稼ぐための7つのコツ


以下では、未経験から動画編集で稼ぐための7つのコツを紹介します。
これを意識してスキルアップすれば、半年あれば月に5万〜10万の収益が期待できます。
1. ジャンルを決める
2. ポートフォリオを充実させる
3. 営業・提案スキルを磨く
4. コミュニケーションを丁寧に行う
5. マーケティング視点を身につける
6. デザインの知識を学ぶ
7. コツコツ実績を積み上げる
得意なジャンルを決める
現在、動画編集者はのデータはありませんが、かなりの人数がいます。
その中で、自分の特徴を持たないと高単価人材にはなれません。
最初は、簡単な案件をこなしていきますが、自分の興味がある分野に特化した人材に成長することが大切です。
あなたのやりたいジャンルを考えるための質問を用意しました。
コピペでメモに貼り付けてゆっくり考えてください。
STEP 1: あなたの「好き」と「情熱」の源泉を探る質問
視聴者として、時間を忘れて見てしまう動画はどんなジャンルですか?
具体的なチャンネル名や動画タイトルを3〜5つ挙げてください。なぜその動画に惹かれるのでしょうか?(例:編集のリズム感、ストーリー性、情報が分かりやすい、世界観が好き、出演者が魅力的など)
思わず「誰かに教えたい!」と共有したくなるのは、どんな動画ですか?
それはなぜですか?(例:感動した、爆笑した、非常に役立った、映像美に圧倒されたなど)
もし、予算や時間を気にせず、一本だけ最高の動画を作れるとしたら、何を作りますか?
ドキュメンタリー、映画のようなショートフィルム、音楽MV、企業のPR動画、教育コンテンツなど、自由に想像してみてください。
あなたが「これは美しい」「これはカッコいい」と感じる映像表現はどんなものですか?
特定の映画監督、CM、YouTuberなどを例に挙げてみてください。
STEP 2: あなたの「得意」と「強み」を分析する質問
動画編集以外で、あなたが「人より少し得意だ」と思えることは何ですか?
(例:文章を書く、人に何かを教える、計画を立てる、細かい作業に集中する、人を笑わせる、音楽の知識がある、デザインセンスがあるなど)↑で挙げた「得意なこと」を動画制作にどう活かせそうですか?(例:教えるのが得意→丁寧なチュートリアル動画、文章が得意→心に響くシナリオ作成)
これまでの人生(仕事、趣味、学業など)で、最も熱中した経験は何ですか?
その経験から何を得ましたか?その経験は、動画でどう表現できますか?
あなたの周りの人から、どんなことで褒められたり、頼られたりすることが多いですか?(
例:「説明が分かりやすい」「いつも面白い話をしてくれる」「センスがいいね」など)
STEP 3: 「誰に」「何を」届けたいかを明確にする質問
あなたが作った動画を、一番見てほしいのはどんな人ですか?
年齢、性別、職業、悩み、興味関心など、具体的に人物像(ペルソナ)を描いてみてください。
その人(ペルソナ)に、あなたの動画を通してどんな気持ちになってほしいですか?
「自分にもできそう!」と勇気を持ってほしい?「面白い!」と楽しんでほしい?「勉強になった!」と満足してほしい?「感動した…」と心を揺さぶられたい?
あなたが「この人の役に立ちたい」「この業界を盛り上げたい」と強く思う分野はありますか?
(例:地域のスモールビジネス、頑張っているアーティスト、特定の趣味のコミュニティなど)
「稼ぐ」という観点で、どんな形が理想ですか?
多くのクライアントから依頼を受けるフリーランス?自分のYouTubeチャンネルやブログで収益を上げるクリエイター?動画制作会社や事業会社で専門スキルを発揮する会社員?動画編集を教える講師やコンサルタント?
最後のステップ
キーワードの抽出:
回答の中から、繰り返し出てくる単語や、特に心が動いた言葉を書き出します。(例:「感動」「ストーリー」「教える」「デザイン」「中小企業」など)
方向性の仮説を立てる:
キーワードを組み合わせて、あなたが目指すべき動画の方向性をいくつか文章にしてみます。
1 「ストーリーテリングと心理学を活かして、中小企業の想いを伝える感動的なPR動画を作りたい」
2: 「デザインと丁寧な解説スキルを活かして、動画編集初心者が挫折しないための、日本一分かりやすいチュートリアル動画を作りたい」
3: 「音楽の知識とリズミカルな編集を武器に、アーティストの魅力を最大限に引き出すMV(ミュージックビデオ)制作に携わりたい」
小さな一歩を踏み出す:
仮説に沿った短い動画(30秒〜1分程度)を実際に作ってみましょう。ポートフォリオの第一歩にもなりますし、何より「作ってみてどう感じたか」が新たな自己分析の材料になります。



とりあえずいまは、メモにコピペして次に行きましょうs
ポートフォリオを充実させる
案件獲得、転職どちらをするにせよポートフォリオは必要です。
ポートフォリオがなければ、見向きもされないからです。
例えば、あなたが結婚式の動画をお願いしようとしてる人が、ポートフォリオを持っていと考えてください。
頼まないでしょう。
なので、自己紹介動画、架空の商品紹介動画などのポートフォリオを準備しておいてから行動に移しましょう。
営業・提案スキルを磨く
クラウドワークスでも、企業でも、スキルシェアサービスでも、まずは営業ができないと仕事は取れません。
どれだけスキルを持っていても、それを相手の需要に合わせた提案ができなければ、クライアントはあなたを選ばないからです。
もすごく編集が上手い人が、長尺ドキュメンタリーの動画の案件に、after effectがこんなに使えると説明しても意味ありません。
クライアントは、適切に編集できる人を求めているので、その案件に近い実績を示した方が仕事が取れます。
コミュニケーションを丁寧に行う
案件を獲得してからの、コミュニケーションを丁寧に行うことはとても大切です。
クライアントから、細かいところまでをヒヤリングしないと、求めているものを作れないからです。
僕は、初案件の時に何を聞けばいいのかわからなくて、納品までかなり時間がかかりました。
そのほかにも、コミュニケーションで失敗することが多いので、丁寧に行なっていきましょう。
マーケティング視点を身につける
マーケティング視点を身につけることが重要です。
逆にコレがないと、企業のクライアントの目的は達成されません。
「ターゲットの視聴者層が何を求めているのか」
「どのようなコンテンツに価値を感じるのかを分析する視点」
を持つことで、よりクライアントの喜ぶ動画制作が可能になります。
これにより、信頼が積み上がり次の仕事へと繋がる動画を生み出すことができます。
デザインの知識を学ぶ
デザインの知識を学ぶことも、動画編集で稼ぐ上で非常に有効です。
動画の品質は、単に編集技術だけでなく、視覚的な魅力に大きく左右されるからです。
色彩心理学やレイアウトといった、デザインの基礎をまなぶことで、見やすく、飽きさせない、動画を作れるようになります。
そうすると、動画の質が上がり、視聴者のエンゲージメントも高まって、結果としてクライアントの目的を達成できる動画が作れます。
そこまで深く学ぶ必要はないですが基本は押さえておきましょう。
コツコツ実績を積み上げる
ここまで説明したことを行なっていけば、仕事は取れます。
実際に私が意識して行なってきたことばかりです。
あとは、実績をコツコツ積み上げて、「信頼」と「スキル」が積み上がればフリーランスでも食べていけるくらいの収入になります。
実際、信頼が積み上がると、紹介してもらえるので、まずは目の前のクライアントを全力で喜ばすことにしばらくは集中しましょう。
時間はかかりますが、あなたの資産になります。
サポートを受けながら学びたい



一人でこれをやるのむずかしい….
ここまで、稼ぐまでの手順を解説しましたが、これらはすべて動画編集スクールで行っていることです。
独学に合わせて並べましたが、大まかなスクールの流れはこんな感じです。
私も独学でしたが、周りの多くの人は1年後には辞めてます。
独学が不安だったり、すでにやってて行き詰まってる、という方はスクールを検討するのも一つの手です。
- 案件獲得サポート
- 個別コーチング
- 動画編集で必要なスキル
これらを、3~6ヶ月の期間受けられるので、その後の収入を考えるとかなりいい投資に思います。
コスパのいいスクールもあるので参考にしてください。
長期目線で努力すれば、動画編集で収入を稼げる


この記事では、一般的な動画編集の収入についてまとめました。
個人が動画編集で稼ぐには、次の3つのポイントが重要です。
- ポートフォリオを作る
- クライアントに価値を提供する
- まずは低単価でも実績を積む
そして、未経験から収入を稼ぐためのコツはこちら。
1. 得意なジャンルを決める
2. ポートフォリオを充実させる
3. 営業・提案スキルを磨く
4. コミュニケーションを丁寧に行う
5. マーケティング視点を身につける
6. デザインの知識を学ぶ
7. コツコツ実績を積み上げる
動画編集は「基本」を押さえて正しく努力を継続すれば、収入を得ることが可能です。
長期目線で頑張れる方は動画編集に向いているので、少しでも興味のある方はまずアクションを起こしてみましょう。
もしあわなければ、他のことに切り替えればいいので、まずは一歩を踏み出してみてください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!