
Premiere Proで線を引く方法がわかりません。
わかりやすく解説してください。
以上のような、Premiere Proで線を引く方法を詳しく解説します。
この記事の信頼性


私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。
当ブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。
この記事を読めば、線の引き方と、色や太さを自由に変更する方法がわかります。
さらに、線を使った簡単なアニメーションも解説します。



一緒に手を動かしながら、線の引き方をマスターしましょう。
Premiere Proで線を引く基本方法


まず、Premiere Proで線を引く 2つの方法を紹介します。
- ペンツールを使う方法
自由な形の線(直線、曲線)を引ける - 図形ツールを使う方法
「囲み線」など、決まった形の線を引くときに便利
以上の2つの方法をわかりやすく解説していきます。
ペンツールで線を引く方法
最もよく使う「ペンツール」での線の引き方を解説します。
①ペンツールを選択する
ツールバーにある「ペンツール」のアイコンをクリックします。


もしくは、ショートカットキー「P」で切り替えると早いです。
②プログラムモニター上でクリックして線を引く
線を書き始めたい場所でクリック(1点目)。 線を終わらせたい場所でクリック(2点目)。 これだけで「直線」が引けます。


③続けてクリックして線を繋げる(図形を作る)
2点目以降もクリックを続けると、線が繋がっていきます。 たとえば、
3点をクリックすれば三角形が作れ、 最後に「始点」(1点目)をクリックすると、線が閉じて図形(シェイプ)になります。
✅まっすぐな線を引く場合
「Shift」キーを押しながらクリックすると、水平・垂直・45度のまっすぐな線を引けます。
図形ツールで「囲み線」を引く方法
「ペンツールは自由すぎてむずかしい…」 そんな方向けに、もっと簡単な方法を紹介します。
決まった形の線を引くときに便利です。
① 長方形ツール(または楕円ツール)を選択
ツールバーの「ペンツール」を長押しします。 「長方形ツール」や「楕円ツール」が選べます。


②囲みたい範囲をドラッグする
動画モニター(プログラムモニター)の上でドラッグします。 線で囲みたい範囲をドラッグで指定するだけです。


④「塗り」を消して「ストローク(線)」を設定する
やり方はペンツールの時とまったく同じです。
「塗り」のチェックを外し、「ストローク」にチェック。
あとは色と太さを調整します。 これだけで、キレイな「四角い囲み線」が完成します。
Premiere Proで引いた線の「色・太さ・形」を変更する方法


見た目を変えていきましょう。
- 引いた線(グラフィックレイヤー)を選びます。
- 画面右の「グラフィック」で変更していきます。


① 「塗り」のチェックを外す
ペンツールで線を引くと、「塗り」が設定されることがあります。 これでは線の中が塗りつぶされてしまいます。 「アピアランス」セクションにある「塗り」のチェックを外しましょう。


② 「ストローク」にチェックを入れ、色を変える
「ストローク」が「線」のことです。 ここにチェックを入れます。 横にある「色のついた四角」をクリックします。
カラーピッカーが開きます。 好きな色に変更しましょう。


③ 「ストローク」の太さ(数値)を変える
色の四角の右側にある「4.0px」を変更(10pxなど)します。
この数値を大きくするほど、線は太くなります。
線が描画されるアニメーションの簡単な作り方


ここでは、線を使った簡単なアニメーションを解説します。
線がじわじわと伸びていくようなアニメーションです。
①線を作成する
「線」を先に作っておきます。 ペンツールでも図形ツールでもOKです。
②「クロップ」エフェクトをドラッグ&ドロップ
「ビデオエフェクト」>「トランスフォーム」からエフェクトを開きます。
クロップをドラッグ&ドロップします。


「描画」または「クロップ」という名前です。 (※バージョンによって名前が違うことがあります)
③「エフェクトコントロール」パネルを開く
線のクリップを選んだまま、「エフェクトコントロール」パネルを開きます。


④アニメーション開始点を設定する
再生ヘッド(時間を示す青い線)をアニメーション開始点に合わせます。
「上」のスライダーを動かし、線が完全に消える状態にします。 (例: 100% など)


⑤アニメーション終了点を設定する
再生ヘッドをアニメーション終了点に動かします。
「上」のスライダーを0%に戻します。


⑥再生して確認する
再生すると、線が描画されていくアニメが完成します。
キーフレームの位置を調整して、速さを変えられます。
Premiere Proの「線」に関するよくある質問
初心者がつまずきがちな疑問をまとめます。
Q. 線のアニメーションを追加したら、PCが重くてカクカクします…
エフェクトやグラフィック(線)は、PCのパワーを使います。
特にメモリが8GBだと、すぐに作業が止まってしまいます。
すぐに買い替えはむずかしいので、以下の記事で、設定を見直してみてください。
Q. もっとおしゃれな矢印や、手書き風の線アニメーションは作れますか?
Premiere Proだけでは、できることに限界があります。
テレビやYouTubeで見るような凝った線の動きはAfter Effectsで作っています。
After Effectsの独学法は以下の記事で解説しています。
Q. 線の引き方は分かりましたが、センス良く使う自信がありません…
線の「引き方」は操作なので、誰でもできますが「どこに」「どんなデザインで」引くかは独学だと、なかなか身につきにくい部分です。
一番の近道は、プロからデザインの原則を学ぶことです。
動画編集スクールなら、そうした技術も体系的に学べます。
Q. 引いた線を消すには?
タイムライン上にある「線」のクリップを選び、 (緑色や紫色のグラフィックレイヤーです) キーボードの「Delete」キーを押すだけで消せます。



他に質問がある場合は、XのDMにて対応しています。
》yukiのXアカウント
Premiere Proの線の引き方をマスターして動画の質を上げよう


Premiere Proで線を引く方法を解説しました。
- 基本は「ペンツール」と「図形ツール」
- 色・太さは「エッセンシャルグラフィックス」で調整
- 「塗り」をオフ、「ストローク」をオンにするのが基本
- 「描画」エフェクトで簡単なアニメも作れる
線の引き方がうまくなれば、動画の情報伝達力が格段にアップします。
動画のクオリティを上げていって稼げる動画編集者を目指せましょう。
もし独学がむずかしいと感じていたら、教材やスクールへの投資も考えてください。
スキルを習得する時間も短くなりますし、案件ポートをしてるスクールも多いので、効率よく稼ぐ力が身につきます。


また、独学者のためにPremiere Proの基本的な学習法を、詳しくまとめた記事もあります。


この記事があなたの一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


