
納品時の最終確認と、請求書の作り方がわかりません。
確認事項と、請求書の作り方を教えてください。
以上のような、納品時の質問に答えていきます。
この記事の信頼性


私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。
当ブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。
初案件だと、納品時の準備なんてわからなくて当然です。
この記事では、トラブルなく案件を完了させ、確実な「報酬と信頼」を得るまでの手順を全て書きました。
読み終えることには
- 動画納品前の最終チェック項目
- 請求書の作成・送付
- 安心して報酬を受け取る
以上の全ステップがわかります。
焦らず、読みながら一緒に進めていってください。
動画納品前に確認すべき最終チェックリスト


「一度納品したら終わり」ではありません。
納品後のミス発覚は、修正対応に追われるだけでなく、クライアントからの信頼を落とす最悪の事態です。
納品前の数十分の確認作業は、あなたを助ける保険だと考えてください。
STEP1:動画内容の最終チェック
自分自身がクライアントになったつもりで、客観的な視点で動画を見直しましょう。
※以下のチェクリスとは、記事の最後にプレゼントしています。
- 尺・構成: 依頼された尺通りか、構成案から逸脱していないか
- テロップ・字幕: 誤字脱字はないか。タイミングや位置は適切か
- BGM・SE: 音量バランスは適切か。著作権処理済みの音源か
- 画質・音質: 映像や音声にノイズや乱れはないか
- 色調: 全体を通して色味は安定しているか
- 全体の流れ: 視聴者が違和感を覚える部分はないか
- ロゴ・表記: クライアントのロゴや指定表記に間違いはないか
STEP2:技術的な最終チェック
動画の内容が完璧でも、技術的な不備があれば台無しです。
- ファイル形式・解像度: クライアント指定の形式(mp4, movなど)と解像度か
- ファイルサイズ: 極端に大きくないか。(必要なら圧縮)
- ファイル名: 指定の命名規則はあるか。(なければ「クライアント名_案件名_日付.mp4」のように)
- 再生確認: PCとスマホの両方で再生し、表示崩れがないか確認は必須
STEP3:クライアントとの最終確認
最終納品の前段階で
「こちらで最終版ですが、念のため最終のご確認をお願いできますでしょうか」
と、丁寧に追加の要望がないかを確認しましょう。
また、ここに至るまでのクライアントとのフィードバック対応そのものが、最終的な満足度を大きく左右します。
この一手間が、納品後の「やっぱりこうして」を防ぎます。
動画の安全な納品方法と報告のコツ


最終チェックが完了したら、いよいよ納品です。
ビジネスシーンでは、Google Driveのようにアクセス権限を細かく設定できるオンラインストレージを使うのが最も安全で確実です。
納品時のメッセージ
動画ファイルを送る際は、必ず丁寧なメッセージを添えましょう。
最後の連絡までが仕事です。
以下メールでの納品の例です。
件名:【ご納品】〇〇(案件名)の動画データにつきまして
本文
株式会社〇〇 〇〇様 いつもお世話になっております。フリーランスのyukiです。
ご依頼いただいておりました「〇〇」の動画が完成いたしましたので、 以下のリンクよりダウンロードをお願いいたします。
ダウンロードリンク [ここにURLを記載]
パスワード:[設定した場合]
データのご確認で何かご不明な点がございましたら、お気軽にお申し付けください。
この度は、貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
(本名:〇〇 〇〇) [電話番号] [メールアドレス]
動画納品の請求書作成の完全ガイド


請求書は、あなたの仕事の対価を正式に請求するための「権利書」です。
税務上の記録としても必須であり、あなたのプロ意識を証明する書類でもあります。
以下の項目は絶対に漏らしてはいけません。
- タイトル: 「請求書」と大きく明記。
- 請求書番号: あなたが管理するための番号。「No.001」など。
- 発行日: 請求書を作成した日付。
- 請求者情報: あなたの氏名(屋号)、住所、連絡先。
- 宛名: クライアントの正式名称((株)など略さない)と担当者名。
- 合計金額: 小計(税抜)、消費税、合計金額(税込)を分けて記載するのが鉄則。
- 請求内容: 「〇〇動画編集費として」など。単価、数量なども記載。
- 振込先口座情報: 銀行名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義(カタカナ)。
- 支払い期日: 「2025年7月31日」のように明確な日付を指定。
源泉徴収やインボイス制度については、クライアントの指示に従うのが基本です。
不明な点は、作業前に必ず確認しておきましょう。
動画納品の請求書作成・送付で失敗しないためのツール活用術
プロとして活動するなら、クラウド会計ソフトや請求書作成サービスを導入がおすすめ。
- freee(フリー): 請求書作成から確定申告まで一気通貫で管理可能。初心者にも分かりやすい。
- マネーフォワード:
こちらも確定申告との連携が強力。お金の流れを自動で管理できる。
これらのツールは、無料プランから始められます。
今すぐ試してみて、その便利さを体感してみてください。
契約書・見積書
トラブルを未然に防ぐために最も重要なのが、仕事を開始する前の「契約書」です。
口約束は絶対にやめましょう。



最後に大切なお知らせとプレゼントです
動画の納品までやりきって、信頼を獲得しよう


この記事では、動画納品から請求までの一連の流れと、トラブルを回避するための具体的な方法を解説しました。
まとめると
- 納品前にチェックリストで最終確認を徹底する
- 請求書は源泉徴収や支払いサイトを明記し、ミスなく作成する
- クラウド会計ソフトなどを活用して、請求書作成を効率化する
- 契約書や確定申告など、フリーランスに必要な事務知識を身につける
これらの準備をしっかり行うことで、あなたはプロとして自信を持って案件を完了させ、確実に報酬と信頼を手にすることができます。
このガイドを武器に、動画編集者としての活動を成功させましょう!
動画納品 最終確認チェックリスト(スプレッドシート版)
▼チェックリストの入手はこちら▼
✅使い方
- 上記のリンクをクリックします。
- 表示されたページの左上にある「ファイル」をクリックし、「コピーを作成」します。
- あなたのGoogleアカウントに、編集可能なスプレッドシートのコピーが自動で作成されます。
- 案件ごとにこのファイルを複製し、納品前のチェックにご活用ください。「確認済」の列にチェックを入れることで、確認漏れを確実に防ぐことができます
このチェックリストを活用して、最終確認をしてみてください。
もし独学がむずかしいと感じていたら、スクールへの投資も考えてください。
スキルを習得する時間も短くなりますし、案件ポートをしてるスクールも多いので、効率よく稼ぐ力が身につきます。


金銭的に動画編集スクールに通えない方へ。
最後に、私はお金がなかったのでスクールに通うことができませんでした。
独学で勉強し、8ヶ月かかって案件を取りましたが実力不足を感じ、力をつけるために会社に転職しました。
動画編集スクールに金銭的に通えない方は、未経験転職がおすすめです。
その際は、IT・クリエイティブ業界に特化した転職エージェントの利用も検討してみてください。
また、国や自治体が提供している助成金・給付金制度が利用できるスクールをまとめましたのでこちらも参考にしてください。


この記事が、あなたの一助となれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!