
Premiere Proの動作が重くて作業が進みません。
キャッシュを削除して軽くしたいです。


以上のような、キャッシュの削除の方法についての悩みに答えていきます。
この記事の信頼性


私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。
当ブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。
Premiere Proがだんだん重たくなった場合は、キャッシュを削除すれば解決する可能性があります。
たった5分の作業で編集環境が劇的に改善されます。 ぜひ最後まで読んで実践してみてください。
Premiere Proのキャッシュを削除する3ステップ


では、実際にキャッシュを削除する手順を解説します。
WindowsでもMacでも手順は同じで、 画面のとおりに進めれば誰でもできます。
①環境設定を開く
さっそく手順を説明します。
上部メニューから「編集」>「環境設定」を選択します。(Macの場合は「Premiere Pro」>「環境設定」) そして「メディアキャッシュ」をクリックしてください。


②メディアキャッシュファイルを削除
そこにある「削除」ボタンをクリックしてください。
ポップアップが表示されたら、「未使用のメディアキャッシュファイルを削除」を選びます。
最後に「OK」をクリックしてください。


③Premiere Proを再起動
キャッシュの削除が完了しました。
一度Premiere Proを終了し、再起動しましょう。
再起動後、動作が軽くなっているか確認してみてください。
【ポイント】キャッシュの自動削除設定で手間をなくそう!
キャッシュは自動削除ができる設定があります。
メディアキャッシュを開き、「次の期間が経過したキャッシュファイルを自動的に削除」にチェックを入れましょう。
「30日」などに設定しておくのがおすすめです。 これで、定期的に手動で削除する手間が省けますよ。


Premiere Proの動作が重くなる原因「キャッシュ」とは?


そもそも「キャッシュ」とは何なのでしょうか?
結論「作業中に出るゴミ」のようなものだと考えてください。
キャッシュが溜まる仕組み
Premiere Proは作業をスムーズにするため、データを一時的にPC内に保存します。
一度読み込んだプレビューファイルなどです。
これが「メディアキャッシュファイル」と呼ばれるものです。
なぜ重くなるのか?
この一時ファイルは、プロジェクトが終わっても自動では消えません。
編集を繰り返すうちにどんどん溜まっていきます。
PCの保存容量(ストレージ)を圧迫して、動作が重くなる原因になります。
キャッシュを削除しても大丈夫?
結論、まったく問題ありません。 キャッシュはあくまで一時的なファイルです。
削除しても編集中のプロジェクトデータや元の動画素材は消えません。
再度プロジェクトを開いたときに必要であれば、Premiere Proが自動で再生成してくれます。
データが消えるわけではないので、安心してください。



ここまでやって改善しない場合は、次の手順を試しましょう。
キャッシュ削除でも解決しない?考えられる3つの原因と対策


「キャッシュを削除したのに、まだ動作が重い…」 その場合、原因は他にあるかもしれません。
考えられる3つの原因と対策を紹介します。
①PCのスペック不足
動画編集には、高いPCスペックが求められます。
もしお使いのPCが推奨スペックを満たしていない場合、解決しない可能性があります。
Adobe Premiere Pro 推奨システム構成は以下の通りです。
| 項目 | Windows | Mac |
| プロセッサー (CPU) | Intel® 第11世代以降 (Quick Sync搭載) または AMD Ryzen™ 3000シリーズ / Threadripper 3000シリーズ以降 | Appleシリコン M1 Pro、M1 Max、M1 Ultra以降 |
| OS | Windows 10 (64-bit) v22H2以降、またはWindows 11 | macOS Ventura (v13) 以降 |
| メモリ (RAM) | 16GB: HDメディア向け 32GB以上: 4K以上 | 16GB以上の統合メモリ (Appleシリコン) |
| グラフィックス (GPU) | 8GBのVRAM | 16GB以上の統合メモリ (Appleシリコン) |
| ストレージ | ・アプリインストール用に高速な内蔵SSD ・メディア用に高速な追加ドライブ | ・アプリインストール用に高速な内蔵SSD ・メディア用に高速な追加ドライブ |
| ディスプレイ解像度 | 1920 x 1080 以上 (HDRワークフローにはDisplayHDR 1000対応モニタ) | 1920 x 1080 以上 (HDRワークフローにはDisplayHDR 1000対応モニタ) |
✅補足事項
- ストレージ:
高速なSSDは、アプリケーションの起動、プレビューの読み込み、書き出し速度を大幅に向上させるため非常に重要です。
OSやアプリをインストールするドライブとは別に、動画素材を保存するための高速なドライブ(内蔵または外付けSSD)を用意するのが理想的です。 - メモリ(RAM)
扱う映像の解像度(HD, 4K, 8K)や、同時に使用するエフェクトの数によって必要な容量は大きく変わります。
4K編集をメインにするなら、32GB以上を強く推奨します。
引用:Adobe Premiere Pro 必要システム構成
自分で探すのは大変だと思うので、条件を満たしたPCを以下の記事にまとめました。
②ストレージ(SSD/HDD)の空き容量不足
PC全体の空き容量が少ないと、Premiere Pro以外の動作も遅くなります。
動画編集では、目安として最低100GB以上の空き容量を確保するのがおすすめです。
不要なファイルやアプリケーションを整理しましょう。
外付けSSDの導入を検討するのも良い方法です。 動画素材の管理には、高速な外付けSSDが必須です。
コスパがいいのはBUFFALOの外付けSSDです。
③Premiere Pro以外のソフトが影響している
たくさんのアプリケーションを起動していませんか?
バックグラウンドでの起動は、PCのメモリを消費し、それが動作が重くなる原因になります。
動画編集を行う際は、不要なソフトは終了させておきましょう。
ここまでやっても改善しない場合は、以下の記事を試してください。





他に質問がある場合は、XのDMにて対応しています。
》yukiのXアカウント
Premiere Proのキャッシュを削除し、サクサク作業しよう


今回は、Premiere Proのキャッシュの削除方法について解説しました。
まとめると
- Premiere Proが重い原因はキャッシュ
- 削除は環境設定から3ステップで簡単
- データは消えないので安全
- ダメならPCスペックを見直そう
動画編集で稼ぐためには、快適な作業環境が不可欠です。
このほかにも、Premiere Proを入れたらするべき設定を以下の記事にまとめてあります。


また、私は独学ではじめたので、その方法を当ブログでは主に紹介しています。


この記事があなたの一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


