
Premiere Proのテロップの入れ方がへたです。
うまく入れるコツを教えてください。
以上のような、テロップについての質問に答えていきます。
この記事の信頼性


私は独学から始めて5年でフリーランスになりました。
現在は継続案件で稼ぎつつ、田舎でくらしています。
当ブログでは、動画編集スキルの習得や案件獲得に関する情報を中心に発信しています。
以上のような経歴の私が、実際に使っているテロップテクニックを公開します。
この記事を読めば、テロップ作成の基本から、「見やすいデザインのコツ」までわかります。



記事を見ながら、一緒に手を動かしてください。
【超基本】Premiere Proでのテロップ(テキスト)の入れ方


まずは、テロップを入れる時に必ず使う操作を解説します。
STEP1: テキストツールを選択して文字を入力する
はじめに、文字を入力するツールを選びます。
- ツールバーにある「T」のアイコンをクリック
- 動画の上で、文字を入れたい場所をクリック
- 好きな文字を入力


STEP2: 「エッセンシャルグラフィックス」パネルで編集する
テロップ編集は赤枠の「エッセンシャルグラフィックス」パネルで行います。


このパネルで、文字のフォントや色、大きさなどを自由に変えられます。



それでは、テロップのデザインをしていきます。
Premiere Proで、見やすいテロップデザイン6つのコツ


「ただの文字」にならないためのコツを6つにまとめました。
①フォント:動画の世界観を作る
フォントは動画の雰囲気を決める、とても大切な要素です。
私は動画の種類によって、フォントを使い分けています。
✅エンタメ系のフォント
- UDデジタル教科書体
太さがあり、読みやすく親しみやすい印象。 - 筑紫A丸ゴシック
柔らかい丸みがあり、可愛らしい雰囲気。 - Gothic MB101
力強く、インパクトのある印象。 - 源暎こぶりゴシック
手書き風の温かみがある印象。
✅ビジネス系向きのフォント
- ヒラギノ角ゴ ProN
信頼感があり、非常に読みやすい。 - 游ゴシック
クリーンで真面目な印象を与える。 - Noto Sans JP
シンプルかつ洗練されたデザイン。 - AXIS Font
細いウェイト(細さ)だと、高級感のある印象。
②白文字・黒フチ:見やすい文字
テロップの色に迷ったら、「白文字に黒いフチ」を選んでください。
これが、もっとも読みやすい色の基本です。
- アピアランス>ストロークにチェックを入れる
- 色は黒を選び、太さを調整する。
これだけで、テロップが一気に見やすくなります


③シャドウ:立体感と高級感
テロップに少し影をつけるだけで、立体感が出ます。
のっぺりした印象がなくなり、少しリッチ印象です。
アピアランスの「シャドウ」にチェックを入れてみましょう。


ただし、シャドウをつけすぎると、逆に読みにくくなるので注意が必要です。
透明度や距離、ぼかしを少しだけ調整するのがコツです。
④座布団(シェイプ):読みやすい背景
背景の映像がごちゃごちゃしていると、テロップが読みにくいときがあります。
そんなときは、文字の下に「座布団」と呼ばれる背景をしきましょう。
これで、どんな背景でも文字がはっきりと読めるようになります。


色を半透明にすると、邪魔にならないです。
角を丸くするのも、やわらかい印象になっておすすめです。
⑤ジャンプ率:文字のメリハリ
視聴者に強調したい文字にメリハリをつけると、視線を誘導できます。
これを、ジャンプ率といいます。


強調したい単語を選んで、フォントサイズを大きくしたり、色を変えたりしてみましょう。
メリハリがついて、 伝えたいことが、より強く伝わるようになりますよ。
⑥「行間」と「文字間」をあける
文字や行が詰まっていると、とても読みにくいです。
初期設定のままだと、読みにくいので少しだけ間隔をあけましょう。


細かい部分ですが、プロは必ず調整しているポイントです。
「テキスト」の項目の中に、以下のスライダーや数値入力欄があります。
- トラッキング:文字と文字の間隔(文字間)を調整します。
- 行送り:行と行の間隔(行間)を調整します。
【時短テク】テロップ作業を効率化する2つの方法


テロップ作成は、かなり時間がかかる作業です。
しかし、プロはテンプレートを活用して効率化しています。
その方法を少しだけ、紹介します。
①自作テロップを「スタイル」として保存する
一度作ったは、「スタイル」として保存できます。
そうすれば、次からはワンクリックでそのデザインを呼び出せます。
デザインが完成したら、スタイルパネルで「スタイルを作成」をクリックするだけ。


作業効率が劇的に上がるので、絶対に使いこなしましょう。
②モーショングラフィックステンプレートを使う
プロが作ったテンプレートを使えます。
Adobeコンプリートプランなら、Adobe Stockがおすすめです。
もし、みたことない方は、チェックしておきましょう。
よくある質問(Q&A)
最後に、初心者の人が抱えがちな疑問に答えます。
Q1. もっと凝ったアニメーションは作れますか?
はい、可能です。
Premiere Proの「エフェクトコントロール」を使えば、基本的な動きは作れます。
ただ、CMのような凝ったエフェクトはAfter Effectsを使ってます。
Q2. 動画編集をやってると重くてフリーズします
快適な編集にはメモリ16GB以上、できれば32GBがおすすめです。
PCの性能が低いと、作業が止まってしまい大きな時間のムダになります。
詳しいPCの選び方はこちらの記事で解説しています。
Q3. スマホアプリのテロップと何が違いますか?
デザインの自由度と効率、そして「仕事」として通用するクオリティがまったく違います。
スマホアプリは手軽ですが、細かい調整ができません。
せいぜい、自分のSNSの投稿程度でしょう。
本気で動画編集で稼ぐなら、Premiere Proのようなプロ向けソフトが必須です。
独学で、Premiere Proを学ぶ方法を以下の記事にまとめました。
テロップを身につけて、脱初心者しよう


この記事では、Premiere Proのテロップ作成について解説しました。
まとめると
- 基本操作は「テキストツール」と「エッセンシャルグラフィックス」
- 見やすいデザインには6つのコツがある(フォント、配色、シャドウなど)
- 「スタイル保存」と「.mogrt」で作業を効率化できる
テロップは、動画の印象を決める非常に重要な要素です。
最初は時間がかかっても、続ければ必ずクオリティは上がります。
もし独学がむずかしいと感じていたら、スクールへの投資も考えてください。
スキルを習得する時間も短くなりますし、案件ポートをしてるスクールも多いので、効率よく稼ぐ力が身につきます。


また、独学者のためにPremiere Proの基本的な学習法を、詳しくまとめた記事もあります。


この記事があなたの一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!